ベビー用品の会社から転職してきた嶋村 知美。「誰かのためになっていると思うとうれしくて仕方ない」と語る彼女の原動力とは? アクセラレーターとしての業務や、NODEに入社して大変だったこと、仕事で大切にしている思いについて丁寧に語る彼女に、入社3年で変わったこと、変わらないことについても聞いていきます。
経理、人事、労務管理から、オフィスの掃除や雑用まで、働きやすい環境作り全般をチームで担当しています。経理業務は基本的には税理士さんにお願いしているのですが、毎月の入金などお金周りの社内での確認は主に私が担当しています。採用関係では応募者への連絡や面接のスケジュール調整を分担しながら担当しています。
事務職は初めてです。保育園や幼稚園の先生になりたくて高校の保育コースに入学しましたが、子どもに携わる仕事は他にもたくさんあることに気付き、進学や就職先を決められず、しばらくは興味あるアルバイトを手当たり次第にやっていたんです。20歳の夜、無性に「レジ打ちたい!」と思い立って見つけたスーパーには7年勤めました。次に、子どもに関わる仕事をちゃんと探そうとベビー用品の販売に転職。今思い返してもほっこりするような、お店の中がずっと幸せな雰囲気で包まれている空間でした。こんなに幸せそうにパパママがいろんな準備をして待っているんだなって。お買い物が楽しくなるように自分たちでディスプレイや企画を考えて忙しく働いていました。
路面店から百貨店の店舗へ異動になって、売り上げ貢献のためにいろいろな提案をしたのですが、「工夫も何もしなくていい」と言われ、できることは全部やった、もう辞めようと思いました。ずっと接客や販売の仕事で、事務の経験を積みたいと考えたんです。事務経験がなく30歳を超えての転職だったので、楽に決まるとは思っていなくて。ひとまず行きたいと思う会社に応募してみました。NODEはタイミングよく話が進み、「ご縁があるのかもしれない」と感じました。コンサルも含めて他の面接を受けた会社も全て未経験の職種でしたが、「楽しそう」という勘が 1 番信じられると思っています。直感は自分に蓄積されたデータなので。
未経験の事務職で大変なのはもちろん覚悟していましたが、パソコン操作だけじゃなく、コンサルなので横文字がめっちゃ飛んでくるのでその意味を検索し続けて……社内連絡ツールのSlackも常にピコピコ鳴り続け、やるべきことがひっきりなしに発生する会社の動きの速さに驚いてしまって。何を聞いたらいいのかさえわからないし、プレッシャーで1~2カ月は焦り続けていました。疲れ果てて帰ったらすぐ寝て、脳が疲れるというのはこういうことだな、と。
入社3カ月目頃、麹町から五反田へのオフィスの移転プロジェクトがスタートしました。「物件は全部下見しなきゃ」「契約書のやり取りもして」「Wi-Fi業者を比較して、清掃業者とも打ち合わせて…」「そろそろ引っ越し準備も始めないと」と、やることが山積み!ハードだったけど、移転プロジェクトがきっかけで、今まで接点が少なかったコンサルのメンバーと直接話すタイミングが増えました。
そして移転後に落ち着いたタイミングで、今まで自分のために手書きでメモしていた業務内容を全部マニュアル化したんです。次に入社した人にきちんと教えられるように、アクセラレーター業務をドキュメントにまとめて、連絡用の文面もテンプレートにして、完成した時は泣くかと思いました(笑)。
プロジェクトの内容は正直よくわからないですけど、メンバーにふっと話しかけられて、相談ではなくても、最近こうなんだよねと胸の内を話してもらえることが増えてきました。働いているメンバーが大変な時、気持ちを溜め込むのではなく、自分が息抜きできるような場所になっているのなら嬉しくて。私、入社時の志望動機は「人のサポートがしたい」だったんです。淡々と書類を処理するだけの事務じゃなくて、直接お客様とのやり取りはなくても、お客様のために仕事をしているスタッフのサポートをすることで、自分もプロジェクトに携われるような事務になりたいという気持ちでNODEに入ったので。大変な時に気持ちを話してもらえるのも、スムーズに仕事できるように業務改善して「助かったよ」と言葉をもらえた時も、やっててよかったと思います。
みんな個性的ですが、良くも悪くも人にあんまり干渉しないです。大人の距離感というか。でも人としゃべるのが好きな人が多いのか、ずっと賑やかにお話ししていて。立場によらず分け隔立てなく接してくれる人が多いです。それこそ金さんも社長っていう感じじゃないですよね。社長や偉い人が近くにいたら、普通はかしこまったり取りつくろったりするじゃないですか。当たり前のように隣に座って、みんなフラットに話して、最初はその距離感の近さにびっくりしました。気軽に意見交換できてコミュニケーションが取れる環境です。
去年の4月にアルバイトからNODEの正社員になりました。もともと自分は雇用形態にこだわりがなかったので、正社員になるにあたってとても悩みましたが、会社からは「そのままで大丈夫だよ」と言ってもらいました。それでも、「アルバイトの頃と同じレベルの働き方ではいられないな」というプレッシャーもありました。もっとできるようになりたい、何かしら成長している状態は常に続けないといけない。せっかくアクセラレーターという社内の環境を整えるポジションにいるので、自分の業務だけに閉じてしまいたくなくて。
インタビュー前から聞かれると思ってずっと考えていたんですけど、私は夢とか目標が本当になくて。いつも「来年の目標は?」と聞かれても、「元気に楽しく明るく!」みたいな感じなんです。
子どもの頃からおじいちゃんとおばあちゃんが一緒に住んでいて、横浜で畑をやっていて、押し車に乗せてもらったり畑を手伝ったり、母方のおじいちゃんおばあちゃんも近くで食堂を営んでいて、困ったときはご近所さんが助けに来てくれて、お互い持ちつ持たれつの、まるで日本昔ばなしみたいな暮らしをしてきました。「損得」とか「業務だから」じゃなく、ただ助けたいから助ける。そんな気持ちで働きたいです。コンサルのメンバーはみんな多忙なので、ちょっとでも穏やかに過ごせるように環境を整えて、その結果、お客様に還元されていったらすごく嬉しいし、自分もNODEにしっかり携われている、そんな気持ちをなくしたくないと思っています。
1987年、神奈川県生まれ。高校卒業後、スーパー勤務、ベビー用品店の販売などを経てNODEに入社。予定がない休日はワンコを膝に乗せてまったり、おじいちゃんとお茶したり、ベランダにレジャーシートを敷いて雲が流れていくのを眺めたり。1時間半の電車通勤は苦にならず、眠っていても確実に降りる駅の手前で目が覚めるので、今でも大好きな実家から通っている。
企業変革のために、人の「NODE」をつなぐ流儀
金 均
代表取締役
諦めず、泥臭く。クライアントとユーザーの幸せを求めて
合田 未怜
NODE 取締役 コンサルティング事業担当
約束以上の成果を。もがいて見つけた一つの答え
豊永 泰士
シニアディレクター
ミッドライフクライシスに葛藤しつつ、価値創出に力を尽くす
細井 睦弘
マネージャー
立場を越えたアイデアで、顧客を幸せにするサービスを
伊藤 英里
マネージャー
話術が得意の営業から、飛び込んだコンサル道
栗原 賢
ディレクター
未体験の挑戦を続けて、自己の可能性を広げていく
森 ゆき
Webディレクター
コンサルの世界で、見習いからコンサートマスターへ
山内 健太郎
ディレクター
立ち止まらず手を動かし続け、前へ進んでいく
田中 駿祐
ディレクター
高い視座と深い思考力、自分の強みを求めて
伊藤 翔一郎
ディレクター
物事の本質を見つめ、良い社会を作っていく
谷相 圭一
マネージャー
考え抜き、経験を積み、勝率を上げていく
加藤 拓斗
マネージャー
「なかった頃には戻れない」という物やサービスを世に出すために
石田 直行
ディレクター
おしゃれなものの社会的価値を上げる第一人者になりたい
市川 由佳
コンサルタント
顧客に誠実に、本質的な課題解決をしていきたい
井上 亜美
コンサルタント
デザイン思考を実践し、仕事と人の縁をつないでいく
足利 洋城
シニアコンサルタント
チームや事業をリードできる人材になりたい
米川 諒
シニアコンサルタント
新しいことに挑戦して、仕事にワクワクしていたい
竹澤 幸
アクセラレーター
情報、人、会社、そして歴史をつなぐ観察眼
相澤 利彦
顧問・イノベーションプロデューサー
人に価値をもたらす最後の一手はカルチャーを生み出す力
竹内 崇也
エグゼクティブディレクター
複業を楽しくするニュートラルな選択
堀込 泰三
客員ディレクター
人と環境の間に生まれる意味を、コミュニティにつなぐ
前田 俊幸
コンサルタント
ルールの最小化で創造性を導く、インフラ構築を
西澤 篤央
コンサルタント